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| ■設計覚え書 | ||
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木造２階建、築20年程の建売小住宅のリフォーム。 ご主人は茶庭師、奥様は書道家。ご夫妻とも茶の湯に精通しておられ、茶の湯を生活の一部として、日常的に 楽しめる場を望まれた。 １階は２畳隅炉の茶室を設けた居間、２階は寝室兼書道アトリエで、寝室は上段の間で畳敷き、 下段の杉板貼り部分とは引き込み式の板戸にて仕切られる。日中は書道アトリエ、教室として、一体的に使用される。 贅を尽くすようなものではなく、有り合せの材料の取り合わせと空間の調和に、色艶のある数寄屋としての空間の実現を目指した。 施工担当は、施主の友人である数寄屋大工の植野棟梁。「人生意気に感ず」の心意気で、ローコスト条件のもと、様々な無理を 聞き届けて頂いた。 施主、施工者、設計者が三位一体となって、小さな建築を造ることの喜びを再認識した仕事でした。 合掌 | ||
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